2005年 05月 30日
PERCEBES |
PERCEBESは亀の手のような格好をした食べ物である。
波の荒い磯場でしかとれないそうである。漁師たちは
命綱のようなものを腰に巻きつけ、荒波が押しては寄せる
岩場にへばりつき、命がけでこのPERCEBESをとる。
このように非常に苦労してとるだけあって、味は美味いし、
値段も高い。レストランなどで食べると、キロ280ユーロも
とられるところもある・・。カニやロブスターなどよりよっぽど
高い!魚介類が好きでない人にはちょっと苦手な味かも
しれないが、魚介類が好きでお酒が好きな人にはまず
間違いなく好評の味である。
ペルセベスはポルトガルでも食べられる。スペインのものは太くて短いものが多いが、
ポルトガルのものは細くてヒョロヒョロ長い。味に大差はないと思うが個人的には太くて
短めのもののほうが高級感があるように感じる・・。しかし、ポルトガルで食べるとキロ
50ユーロくらいなので、値段を気にせずに思う存分食べれるところがうれしい。うちの
妻もこれが大好物で、黙々と食べている・・。ペルセベスは日本でも玄界灘あたりで
とれるらしい・・。でも、冷たい海水のところでないと成長が弱いのか、日本にものは
スペインのものに比べて小さいそうである。広島出身の人がこれを煎じて飲んだと
聞いたことがある。煎じて飲むと肝臓によいそうで、肝炎が治ったそうである・・。
by marisamonte
| 2005-05-30 05:38
| 魚介類