2005年 02月 26日
Anguila |
うちの会社の某支店がウナギの蒲焼を扱って
いるとのことで、同僚の食品担当にサンプルを
送ってもらえ・・とけしかけたら、この前レトルトの
蒲焼が送られてきた。写真のものは同僚が出張
の際に持ってきてくれたものなので、もらったもの
はこのように綺麗に包装されていなかったが、それ
でも蒲焼1本がど~んと送られてきた。
スペインはアングーラというウナギの稚魚は食べるが、成魚のアンギーラは食べる
習慣がない。蒲焼が大好きな日本人にとっては、稚魚のうちに食べてしまうなんて
いうのは非常にもったいないことである。うなぎの稚魚はこちらでは大層高価な食物
で、乾燥とうがらしを入れたガーリックオイルにぶち込んで炒めて食べる。小皿に
ほんの少し食べただけで5千円!近くもするような極めてコストパフォーマンスが
悪い食べ物である。日本人のオイラはやっぱり、蒲焼のほうが美味いな・・と思い
つつ食べる程度で特別美味いとも思わない。アングーラは高いので、グーラという
ニセものもあり、サラダに混ぜたり、魚料理のソースの中に混ぜたりして使われて
いる。そういえば、家の近くの中華食材屋に生きたウナギがすっぽんなどと一緒に
登場したこともあったが、入手が困難なのか今は空の水槽だけがおかれている。
で、今日は送ってもらったレトルト蒲焼の試食会をやろうということになり、ウナギ
&レトルトの白米を電子レンジで温め、オイラが厳かに準備し、皆で食べた。スペ
イン人の反応がイマイチ予想できなかったが、おおむね好評であった。もらった
ウナギは少々脂っぽい気もしたが、市販のものより身がしっかりしておりなかなか
の味であった。
by marisamonte
| 2005-02-26 05:29
| 外国料理